高齢になれば体が動きにくくなります。病気や障がいがあっても、
がん・老衰などで終末期であっても、住み慣れた自宅で暮らし続けたい。
できれば最後は自宅で迎えたい。そんな思いを私たちの訪問看護は支援します。
本人と家族が安心して暮らすために、医療機関との連携しながら健康状態の管理とサポート、アドバイス、緊急時の対応などを行います。さらに、他機関との連携や協働により、より安心なサービスを提供します。希望する人には看取りも支援します。
退院・退所前のカンファレンスに参加し、病院、主治医との連携を図ります。主治医の許可があれば外泊時に訪問看護を受けることができます。
老人ホームやグループホームでも訪問看護を実施しています。同一法人内の施設での訪問看護の提供は、情報が共有しやすく、状況の変化にも即応できるメリットがあります。
フットマイスターの研修を受け、フットマッサージ資格を有する看護師がマッサージを提供しています。 訪問看護では足の健康を重視し、変形した足の爪切りや足浴、下肢を含むフットマッサージを行うことで、身体を動かす機能が少しずつ回復したと喜んでいただいています。
自宅で最期を迎えるのは大変な覚悟ですが、主治医と連携し、訪問看護が点滴など行いながら、ご家族と一緒にご利用者様を看取ります。 有料老人ホームでも、お部屋において最期を迎えようとしていたご利用者様が、ご家族が愛犬を連れて来られるのを待っていたかのように、ご家族様と愛犬に看取られたこともあります。
要支援で軽度なご利用者様でも、健康に不安を感じていれば訪問看護を提供することができます。一緒に自宅で軽い運動を行い、デイサービスの利用(社会参加)へと繋げたこともあります。 うつ状態がひどくて社会参加が困難なご利用者様にも、服薬管理や精神的なフォローを行うことにより、うつ症状の改善に繋げ、一人で外出できるようになった事例もあります。
排せつケアのしんどさを一人で抱え込み、疲れきっていた配偶者が訪問看護の利用をきっかけに、訪問介護も利用するようになり、精神的、肉体的な負担を大きく減らすことができました。
人は老いて、そして、必ず、最期を迎えます。
私たちは、一人ひとりの人生に寄り添い、その人が、自分らしい人生を送ることを支援します。
病気があっても、障害があっても、その人が自分らしく暮らすための希望に添って、あらゆる支援をします。
今後、医療の中心は病院から在宅に変わっていきます。そうであるならば、私たち訪問看護師が、これからの在宅医療の中心を担う使命を受けたことになります。
私たちは、その使命をしっかりと受け止め、ご利用者、ご家族と共に在宅医療を担っていく覚悟です。
住み慣れた自宅で、最期まで自分らしく暮らすための看護を提供します。
誰にとっても「我が家が一番」と思える看護を目指します。